お知らせ   

当ブログは「フィルムを月に1本使うの会」に参加しています。

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# by umesato-syoan | 2050-01-01 08:21 | お知らせ

018:援(梅里松庵)   

おのづから情緒不安定となりゆくを晒せばこれを誰か援けむ
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# by umesato-syoan | 2014-03-17 12:29 | 題詠2014

017:サービス(梅里松庵)   

サービスを脳作業とぞ言ひかへて負荷のかかれる仕事と思ふ
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# by umesato-syoan | 2014-03-07 06:56 | 題詠2014

016:捜(梅里松庵)   

棘のある言葉も録取されながら内偵捜査進みゐるらむ
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# by umesato-syoan | 2014-03-05 08:45 | 題詠2014

015:艶(梅里松庵)   

いたづらに長き眉毛は艶やかに年ふるをこそ証してゐたれ
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# by umesato-syoan | 2014-03-04 13:57 | 題詠2014

014:壇(梅里松庵)   

買ひ物の帰りに見たる真夜中の花壇のまへに男坐しをり
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# by umesato-syoan | 2014-03-04 08:40 | 題詠2014

013:実(梅里松庵)   

枸杞(クコ)の実をすくはぬやうに食べすすむ粥の残りは少なくなりぬ
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# by umesato-syoan | 2014-03-03 19:05 | 題詠2014

012:延(梅里松庵)   

契約は更新されて恙なくわれのまづしき日々も延びたり
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# by umesato-syoan | 2014-03-03 19:00 | 題詠2014

011:錆(梅里松庵)   

錆びついてゐるといふより段取りのととのはぬままの面接をはる
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# by umesato-syoan | 2014-03-03 18:58 | 題詠2014

フラジャイル―佐藤りえ歌集   

 2003年刊。1991から2002年までの300首を収めた第一歌集。

1974年生まれの著者の歌でまず注目したのは、この歌集にもある

  キラキラに撃たれてやばい 終電で美しが丘に帰れなくなる
の一首である。「キラキラに撃たれ」るとは、要するに「目がハートになった」ということなのだろう。それをあえて軽い調子で言ってしまっている点に、重い感情の表出を嫌う若者らしさがあり、現実にそういった言い方をするものだろうと納得させられるリアリティがある。この「やばい」は感動、感激という意味だが、終電で家(美しが丘)に帰れないことに対する罪悪感も含まれている。しかし、作中主体がどの程度そのことに対して罪悪感を覚えているのかが疑問である。内心はともかく友人の手前強がっているのか、あるいは終電を逃すことを期待しているのか。いずれにしてもそれほど真剣味は感じられない。

  ミュージックアワーが終わる夏の午後岬の突端には雲がない(21P)
夏の快晴の午後の情景だが、不吉なものを感じる一首。ミュージックアワーに楽しく耳を傾けた時間が終わり、岬の突端の断崖が隠されずに目の前にある。音の絶えたのちにふと魔がさしそうな予感を覚えたのではないか、その危うい感情と快晴の夏空との対比が巧みである。
 
  波のアーチが崩れる前の一瞬の表情をして言うさようなら(32P)
「波のアーチが崩れる」とは激しい感情のあらわれである。感情を爆発させた別れと、それを内に秘めた別れとではどちらが緊張感があるか。明白であるように思う。「波のアーチ」が感情の高まり、その強さを言い表して秀逸だが、これが「私」なのか「あなた」なのか判断に迷う。

  木漏れ日をまたいで八分音符より短く君が打つドアがある(41P)
「木漏れ日をまたいで」に平和な印象を受けるが、一方で八分音符より短くドアを叩くのは非常に切迫した行動である。これを作者はドアの内側から聞いているのか。聞いていたとしたら開けそうには思われない。この「君」が他の女性のところでそういった振る舞いをしているさま(浮気)を思い描いたというのが第一印象だが、直観にすぎない。

  フラスコの底に炎をあてている 君はふつうに裏切っている(64P)
上句が誰の行動をさしているのか明確でない。一字開けがあるので作者ではないかと思われるがフラスコの底にあてる炎を嫉妬に見立てるのは平凡な読みではないか。フラスコを扱う職業は理系の研究職を想起させるが、そのように自分が閉じこもっているうちに恋人は平気で自分を裏切っており、手のほどこしようもない。あるいはフラスコを扱っているのも恋人、ふつうに裏切るのも恋人とすれば、まったくそんなことをする暇もないような仕事にもかかわらず、他のステレオタイプな男性と同じように浮気をしている。という意味ではないかと思われた。

  バームクーヘンが丸くない国へ行く きっとけんかの少ない国へ(70P)
 前後に家庭内不和を連想させる歌が並んでいる。丸いバームクーヘンは家族で食べるときには切り分けなければならない。そこに争いが生じる。これはあまりに卑俗な読みと思うが、切り分けられていれば争う余地はない。あるいは、もともとそんな国はないということが作者の前提にあり、けんかの少ない国もほとんど期待の持てない夢想であると分かったうえでの歌と思われる。「きっと」にかないそうもない願望という気持ちが強く表れているように感じる。

  「帰ろう」と言えばふたりはたよりなく互いの影の長さを憎んだ(82P)
 「帰ろう」と言ったのは誰かがわかりづらいが、影が長いのは夕方である。「たよりなく」に離れ離れになるのをためらう煮え切らなさがにじんでいる。それでも「憎む」という強い感情を秘めている。これが不釣り合いとも取れ、また「憎む」と七音におさめていないのはなぜかというのも気になる。あえて「憎んだ」という過去形にしなければならない理由があるのだろうがそこは読み切れないままである。

  数秒後波に消される文字なのに愛すべきものばかりを書いた(96P)
 すぐに消えてしまうことが分かっているのにそれをあえて書く。ここに作者のやむにやまれぬ感情がある。おそらくは強いつながりを求める感情なのだろうが、感傷が鼻についたいやらしさを感じさせない一首である。

  パレットに名もなき色をつくってもつくってもほのおにはなれない(105P)
「名もなき色」を名前をつけるだけの値打ちもない色、何色とも言いがたい混沌とした感情と解した。「ほのお」という明るさも強さもない感情であり、それをあらわにすることの愚かしさ、無意味さとそこから逃れられないもどかしさが詠われている。

  コカ・コーラのロゴと瓶とのあわいから仰いだ夏のかけらがささる(107P)
 個人的な好みで選んだ一首。目が直射日光による強い刺激を受けたということだがそれを述べるうえでの視点が実にミクロである。

  五月雨に濡れつつ街は肉野菜炒めをつくる音にも満ちて(114P)
 五月雨に濡れる街にはあまり活気が感じられないが、さまざまな音に満ちている。そのなかに肉野菜炒めを作る音もまじり、その音が作者の耳を刺激した。もっとも刺激されたのは聴覚というより味覚と思われるが、雨の降るなかでより濃厚に感覚が刺激されるというのは納得のゆくことである。この肉野菜炒めを作る音というのは中華料理店なのか、あるいは一般家庭なのか気になるところではあるが、中華料理店からそのような音が聞こえるというのは想像しづらく、ごくポピュラーな料理であることも考えると一般家庭のように思われる。ただ一般家庭から料理の音が聞こえる街からは喧騒に満ちた様子を思い浮かべづらい。「音にも満ちて」に曖昧さを感じるのが原因だろう。よい歌ではあるが読みが混乱させられる一首。

フラジャイル―佐藤りえ歌集

佐藤 りえ / 風媒社


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# by umesato-syoan | 2014-02-27 22:01 | 書評

010:倒(梅里松庵)   

六畳のせまき空間スタンドに随き従ひて倒るる物ら
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# by umesato-syoan | 2014-02-05 19:14 | 題詠2014

009:いずれ(梅里松庵)   

この職をいづれ辞さむと思ひそめぬそれより口のなめらかとなる
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# by umesato-syoan | 2014-02-05 07:48 | 題詠2014

008:原(梅里松庵)   

代々木駅付近でひろふ客ありて原町田まで運びしとかや
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# by umesato-syoan | 2014-02-04 20:20 | 題詠2014

007:快(梅里松庵)   

建築を観る快楽の書籍化はつひに階段におよびけるかも
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# by umesato-syoan | 2014-02-04 19:43 | 題詠2014

006:員(梅里松庵)   

昨日も同じことをや言ひにけむ新規会員限定特価
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# by umesato-syoan | 2014-02-04 07:40 | 題詠2014

005:返事(梅里松庵)   

「いいとも!」でタモリに返事するやうなかへしとなりぬ二日ののちに
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# by umesato-syoan | 2014-02-03 18:40 | 題詠2014

004:瓶(梅里松庵)   

「鶴瓶」の検索結果わたくしの記憶のたしかなるを証しつ
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# by umesato-syoan | 2014-02-02 07:30 | 題詠2014

003:育(梅里松庵)   

彼の人も帰路の電車に揺られつつ被害妄想育てるならむ
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# by umesato-syoan | 2014-02-02 07:22 | 題詠2014

002:飲(梅里松庵)   

飲み会の宴たけなはとなる頃にわれの悪口出づるやも知れず
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# by umesato-syoan | 2014-02-02 04:44 | 題詠2014

001:咲(梅里松庵)   

梅の花咲くには早き夕さりの空のはつかに暮れ残るかな
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# by umesato-syoan | 2014-02-01 01:21 | 題詠2014

題詠2014参加申込(梅里松庵)   

昨年は光本博名義で参加いたしましたが、今年はHNを使うことにしました。完走できるかどうか分かりませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
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# by umesato-syoan | 2014-02-01 01:18 | 題詠2014

短歌人二月号 掲載作品   

会員2欄 六首

  代々木駅前の蕎麦屋の食券に「川口店の賄ひ」はあり

  スーパーへトートバッグを提げてゆく「マイバッグをぢさん」運動として

  目視するのみにとどめて書店より去るは難しも土曜日曜

  市街地にダイエーこそはよろしけれその一角のスガキヤを訪ふ

  おほねなる根菜ありてなにゆゑに御骨なのかとしばし戸惑ふ

  めづらしき名にはあらねどいまだなほ書けずたとへば渡邊てふは
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# by umesato-syoan | 2014-02-01 00:27 | 短歌

朝礼   

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2014.01.22 東京都新宿区 Lomography X-Pro200
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# by umesato-syoan | 2014-01-22 21:59 | 写真(ミノルタα707si)

千鳥ヶ淵公園   

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2014.01.19 LOMO SMENA8M NEOPAN ACROS100
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# by umesato-syoan | 2014-01-19 11:19 | 写真(SMENA8M)

四谷   

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2014.01.19 LOMO SMENA8M NEOPAN ACROS100
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# by umesato-syoan | 2014-01-19 11:10 | 写真(SMENA8M)

四谷区民センター   

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NEOPAN ACROS100
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# by umesato-syoan | 2014-01-19 10:26 | 写真(SMENA8M)

池上本門寺   

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2014.01.15 フジカラー記録用フィルム
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# by umesato-syoan | 2014-01-15 08:17 | 写真(メイハーフEL)

コダクローム64   

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ニコンF90X 2003年8月 日光裏見の滝
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# by umesato-syoan | 2014-01-13 19:00 | 旧作

新国立劇場   

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2014.01.12 コニカⅡ NEOPAN PRESTO400
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# by umesato-syoan | 2014-01-12 22:24 | 写真(クラシックカメラ)

初台   

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2014.01.12 コニカⅡ NEOPAN PRESTO400
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# by umesato-syoan | 2014-01-12 22:22 | 写真(クラシックカメラ)